キャスリーン台風

 私の所持する20世紀年表では昭和22年9月14日とありますがこの台風の被害は
 9月20日位まで利根川、荒川、中川などの堤防が決壊して茨城、埼玉、東京江東地区
 に大水害をもたらして死者が2000以上出た雨台風でした。

 なにせ今から63年前の私が8歳の時の出来事なので恐ろしかった夜が何日だったかは
 覚えておりません。

 その時私は知人の家に預けられたいてはっきりとした住所は思い出せませんが近くに
 荒川という大きな川が流れていたように思います、ですから千住に近いところだった
 かもしれません。

 当時はラジオを聞く事も新聞を読む事も無く気象情報などは全く無縁の世界でした。

 ですからその夜、確か真夜中だと思いますが、、、、 どうして独りで首近くまでの

 水の中を歩いているのか、その前後の事がまったく思い出せないのですが兎に角

 真っ暗中をしかも濁流のような水の中を必死で歩いているのです、確か最初はその

 家のおじさんと一緒に水の中を歩き始めたのですがいつの間にか自分独りになって

 しまいどこに逃げるのかもわからずひたすらそのおじさんが行った方向を追って行きました

 雨や風はあまり感じません、ただかなり強い流れの水の中を必死で歩いた事だけを

 覚えているだけです、 真っ暗な中なんとなく道幅と周りの家の形だけは解ったようです

 そしてどうやってそこに辿り着いたのか記憶に無いのですが家を出た時のおじさんと

 階段のあるアパートみたいなところで出会って朝明るくなるまで過ごしました。

 今、思えばなんで8歳の子供があんな危険を冒してまで避難しなければいけなかったのか

 民家の屋根の上にでも避難した方がむしろ安全ではなかったか、なんで子供の手をつなぎ

 避難してしてくれなかったのか? 今、思うと不思議な事ばかりですが兎に角命だけは

 助かったようです。 どのくらいの距離を歩いたのか?近所の人達はどうだったのか

 色々思い起こしてもはっきり思い出せません。

 次の日かな?家に帰ったけどまだ子供の腰あたりまで水が残り汚いものがプカプカと

 浮いていたのを何故か鮮明に思い出します。

 戦後間もない時代で災害などにはまったくの無防備で運のいい人が助かりそうでない

 沢山の人が亡くなったようです。 私も見えない下水などに落ちていればひとたまりも

 なく遠くに流されてしまった事でしょう。

 丁度63年前のこのキャスリーン台風と同じ時期にこんな事をブログに書くなんて

 なんという因縁でしょうか!。

 終り。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新コメント
プロフィール

yochann

Author:yochann
50年もの長きに渡り携わってきた貿易関係の仕事を今年の3月
70歳の定年で終りサンデ-毎日の世界に仲間入りしました。
幸い私には外遊びはテニスクラブに家遊びはインタ-ネット将棋の
サ-クルに沢山のお友達いてくれます。これは私の大切な財産
であります、その皆様とこのブログを通じて益々の交流を深めめる
事が出来れば私の大きな喜びであります。
どうぞ皆様どんどん遊びに来てください、お待ちして居ります。

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード